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台湾でそば打ち交流
2025年度の生徒たちは台湾の見学旅行を行い、台北市内にある「松山農工職業学校(高校)」とそば打ちを通した学校間交流を行なってきました。
松山農工高校も校内に調理実習などを行う教室があり、幌加内高校の生徒と同じく色々な調理を学んでいます。
台湾では麺文化が根付いていますが、日本のそばを一般的に食べる生活や食べたことのある人は多くはありません。
そんな台湾の高校生を相手に、本校の生徒たちは言葉の壁にぶつかりながらも、笑顔でコミュニケーションをとっていました。
町の産業を海外に伝える
今年度台湾に見学旅行になった経緯は、いくつかの要因がありましたが、小さな町の小さな高校が海外に町の産業を伝えるということは、生徒たちの経験にとっても町にとっても小さなことではありません。
もちろん、相手の高校生にとっても、そば打ちを経験するということは初めてのことではなかったでしょうか。
Google翻訳や片言の英語で話だけをするのも間違いではありませんが、そば打ちという体験を通して心を通わせることで、会話以上の通じ合いを感じたことでしょう。
これを機会に幌加内高校の生徒が台湾という国や台湾の人々を知り、逆に台湾の高校生が幌加内という北海道の小さな町に興味を持ってもらえたのなら、ありがたいことです。
台湾を代表する観光地
台湾に行ったことのある人や、台湾をちょっと知っている人なら代表的な観光地は耳にしたことがあるかもしれません。
松山農工高校との交流を終えた生徒たちは、そんな観光地に足を運びました。
まずは台北市内のシンボルとも言える、台北101。
こちらに足を運んだ生徒たちは、台湾の代表的な料理「小籠包」に舌鼓を打ちました。
小籠包以外にも、日本ではあまり食べることのない空芯菜や、日本茶とは香りの違う台湾茶なども初めての味ばかりだったかもしれません。
昼食を終えた生徒たちは、ランタンを空に上げることで有名な「十份老街」へとバスで移動。
ここではランタンに願い事を書いて、空に飛ばし風情や観光地の雰囲気を楽しみました。
空を見上げると、多くの人たちのランタンがゆらゆらと舞っているのが、美しくもあり良い思い出になったことでしょう。
その後、バスで1時間ほど走ったところにある「九份」はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったとも言われる、どこかノスタルジックな匂いを漂わせる観光地。
階段脇に多く並ぶ赤い提灯は、世界各国の観光客を惹きつけ連日多くの人々で埋め尽くされています。
日本からの観光客も多く、定員は片言の日本語で対応もしれくれるので、生徒たちも買い物に苦労することはありません。
30分ほどの自由時間では色々なお店で買い物を楽しみ、九份独特の風情を味わったことでしょう。
九份で夕食を済ませた生徒たちは、台北市内に戻り屋台街で有名な「士林市場」を散策し、台北の夜を楽しみました。
自主研修
前日でいくつかの観光地を集団行動で回った彼らは、次の日丸々一日、グループごとに分かれて自主研修日となりました。
グループには台北市内で日本語を学ぶ大学生がサポート役としてついてくれ、通訳や地下鉄の乗り方、観光地の案内なども行なってくれました。
自主研修では教員が一緒に就くことはなく、生徒と現地の大学生だけで回ったことにより、一層の経験と自信がついたことでしょう。
日本にいる時から自分達で予定を立てて、それぞれの行きたいところや、食べてみたいものを食べ、時間通りにホテルに戻る。
スケジュールの組み立てから行動まで、海外でやってみていかがなものだったでしょうか。
まとめ
そもそも海外は初めてどころか、北海道から出るのも初めてだった生徒もいる中で、台湾の地を歩くということは、色々な事柄が初めてのことばかりで、刺激的だったかもしれませんし、驚いたことや、自分の味覚に合わない味付けの食などもあったかもしれません。
また、これらの経験を通して日本の良い部分や悪い部分など感じたこともあったことでしょう。
見学旅行を楽しむことはもちろんのことですが、生徒の皆さんが台湾の高校生に伝えてきたことは、町を伝えてきたことであり、また、日本という国を伝えてきたことでもあります。
学校イベントの一つではありますが、国を代表してそのような継承を行なってきた生徒の皆さん、お疲れ様でした。
また、何かの機会で台湾を訪れることがあれば、今回の見学旅行を思い出し、思い出巡りを行ってみてはいかがでしょうか。
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