幌加内高校がSDGsを積極的に学ぶ理由とは?

学校の授業

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SDGsとは?

SDGs(持続可能な開発目標)

ここ最近、先進国では多くの人が視点を向けている我々人間が持続的に続けていかなければいけない目標でもあります。

SDGs(エスディージーズ)とは?17の目標を事例とともに徹底解説 | 一般社団法人イマココラボ
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。そもそもどう発音するかというと、SDGs(エズ・ディー・ジーズ)です。時々エス・ディー・ジー・エスと読まれる方がいらっしゃるのですが、最後はGoals(ゴールズ)の略です。 SDGsは2015年9月の国連サミット...

どこかで聞いたことがある、なんとなくは知識がある。そんな方は少なくないと思います。

大きく17のテーマに分けて、より先進的なライフスタイルや環境保全を目的としたこれからの地球と生活を指針としたものであります。

これらは日本独自で掲げている目標ではなく、国連が主体となって、先進国を先頭に世界全体で取り組んでいく目標となっていきます。

なぜ幌加内高校が積極的に取り組むのか

北海道の小さな町にあり、町立の高校として運営している幌加内高校。

学校の授業の中では、社会科を中心に学ぶことも多いですが、課題研究授業の中でもこれらに関わることを選択して知識を得ていく生徒もいます。

17の目標を掲げているので、全てに絞りこむことはできませんが、各々が解決したい目標や興味のある分野に目を向けていきます。

特に自然環境が豊かな幌加内町、そして町内にある朱鞠内湖では〝幻の魚イトウ〟の繁殖など自然環境に対して長期的に手掛けている町でもあります。

小さな学校だからできること

大きな学校だからできること、小さな学校だからできること、大きく分けて2つの視点があります。

幌加内高校で言えば、小さな高校が故にSDGsに取り組むことによって、行動的に学ぶことが比較的容易です。

また、周囲の環境による影響もこれらのことを学んでいくのに適しているとも言えるでしょう。

フットワークが軽く、これらのことに手をかけやすい環境も整っています。

北大の山中教授のお話

日本国内の関心が高まる前よりSDGsに関して研究と周知を広めていた、北海道大学の山中教授が幌加内高校で講演会を行ってくれました。

幌加内では高校生だけでなく、町長を始め、役場職員や保健福祉の方も足を運び、山中教授の話に耳を傾けていました。

幌加内町では高校だけではなく、町全体として関心が高いこともありSDGsに関しては大人も含め学びと見識、行動を広めています。

約2時間に渡る公演では、高校生だけにターゲットを絞ったものではなく、時には大人や町に向けて話を進めることもありました。

時代と世界の変わり目にある今、大人が行動することは大切なことですが、これから時代を作り上げる10代の彼らにとっては強い関心を持ってもらいたいことが沢山あるのです。

経済・社会・環境

多くの高校生にとっては、興味が強いものではないことかもしれません。

しかしながら、彼らが年齢を重ねるにつれて、知らず知らずのうちに環境問題が気になるようになったり、社会全体について考えるようになるかもしれません。

その時のために、今こうして〝知識として〟準備をしておくことも大切なことですし、知っておくことが始めの一歩になることもあるでしょう。

今後も日本や世界が同じような経済システムで回るかどうか答えが出ていることではありませんが、いずれ経済についても関心が高まることでしょう。

SDGsが教育で必要な理由

一概に〝これだから〟という理由で教育に取り組んでいるものではありませんが、今後世界的にも、多くの人の意識的にも目指すところではあることでしょう。

先進国社会が物質的に豊かさを得た教訓として、私たち人間はそれ以外の豊かさの大事さを感じてるのかもしれません。

経済的豊かさだけでなく、心身的な豊かさ。自然環境を壊して新しいものを創るのではなく、保護、そして自然環境を回復させる行動。

差別的な世の中ではなく、互いの価値観を認め合う世の中、誰しもが経済的な貧困を味わない世の中。

これらが今の若い世代にとって基礎的な意識ベースが必要になることが考えられます。

生徒の反応は?

全ての生徒が必ずしも強い興味を示しているわけではありません。

しかしその中で強く興味をもっていた生徒や、山中教授の話を聞いて興味を膨らませた生徒も存在しています。

「僕ら世代には大切なことですよね」「海外と日本の違いはどんなものですか?」

そんな意見も聞こえてきました。

そのような前向きな言葉が生徒から発せられたことで、彼ら自身も課題意識を持って生活をしています。

大人の反応は?

幌加内町に在住している大人としても、中々聞ける機会のない山中教授の講演は有意義なものとなりました。

実際にグラフや海外の事例などを使って話す内容は、自分ごととして受け入れることもできますし、これからの世代にどう教育をしていくかということも考えさせられます。

大きく変わる世の中で、最も変えなければいけないのは大人世代の〝意識〟なのかもしれません。

これからの幌加内とSDGs

幌加内町では公になってはいないものの、テレビで活躍する著名人の方が訪れ自然保護に関して強い興味を示してくれています。

それだけ、他の地域の方から見ても学ぶべきところが町にはあるということです。

町としても前向きに動き、高校としても積極的に授業に取り入れている幌加内高校。

これらの行動がどこかの町や高校に影響を与え、様々な町と学校がSDGsに向けて知識と認識を広めれるものであるよう行動しなければいけません。

それが多くの町や高校に広まった時に、本当の意味でSDGsが私たちの生活の基礎となるのかもしれません。

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