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日本一大きな人造湖
幌加内にある朱鞠内湖は、人造で造られた日本一大きな湖です。
夏には多くのキャンパーや釣り人が全国各地から訪れ、冬にはワカサギ釣りのメッカとして多くの人が冬のアウトドア遊びを楽しみます。
国内でも冬の寒さが国内トップクラスの幌加内では、朱鞠内湖に張った氷の上でワカサギ釣りを行うことができ、地元出身の生徒などは小さな頃からワカサギ釣りを経験します。
そんな朱鞠内湖で2021年度より地域探求の一環として幌加内高校の授業に取り組まれることになった、ワカサギ釣りの授業。
幌加内高校と地域の連携により行われている授業の一つです。
地域のフィールドを使うということ
幌加内町は人口約1300人の小さな町です。
多くの生徒は北海道内の大きな町からやってくる生徒や、地域みらい留学365という制度を利用して1年間、幌加内高校に国内留学している生徒など。
高校の寮で生活をし、幌加内に住んではいるものの、地域のフィールドや観光資源を知っているようで知りません。
朱鞠内湖までは高校から距離があることや、冬になると交通の便などさらに悪くなることもあり、これらを知らない要因の一つでもあります。
しかし、町の観光資源などを自身で体験することによって、その場所で行われている仕事や自然環境に目を向けるきっかけにもなります。
また、生徒自身がこれらを経験することによって、朱鞠内湖でのアクテビティーを誰かと共有したり、成人してから幌加内に戻ってきて、幌加内のフィールドで遊んだりすることができるようにもなります。
初めての経験から学ぶこと
誰しもが体験したことのないことを経験すると、新しいことを学ぶことができます。
楽しい、難しい、面白い、つまらない、氷の下に魚がいるなんて信じられない、思ったより釣れない、など、様々な気づきがあります。
ポジティブなこともネガティブなことも含め、初めてのことからは色々なことに気がつきます。
釣り自体をやったことがない生徒もいることでしょうし、釣った魚をその場で食べる経験などさらに経験をしたことがないでしょう。
幌加内高校で行なっている農業の授業も含め、私たちが普段食べ食べるものが自然環境から育つものであると知ることも必要です。
普段スーパーで買う食材が、本来はどのようにして得るものなのか、自らの体験として経験することは大切なことです。
地域探求とは?
ここ最近では多くの高校、特に地方の高校で地域の探求を授業として取り組む高校が多くなりました。
それぞれの町や地域にはそれぞれの特徴や特性があります。
最近では地方創生という言葉も市民権を得て、多くの人が地方へ目を向ける時代にもなりました。
そのような時に地域の特性を理解することは生徒自身にとっても必要なことであり、地域にとっても大切なことであります。
朱鞠内湖から学ぶ探求
幌加内高校では1年生の時に、朱鞠内湖にある施設を利用して宿泊研修などを行います。
幌加内にある朱鞠内地区は、国内でも有数の原生林が未だに保たれていることで、北海道大学を中心に様々な研究者や自然保護活動を行なっている人がやってきます。
世間的にもSDGsを含め自然保護活動など活発的な時代になっています。
その中でまずは地域の自然環境を知り、どのような人たちがそこで働き活動をしているのか。
これらを知ることも将来へ向けて大切な探求となります。
朱鞠内湖のワカサギ釣り
幌加内にある朱鞠内湖は、北海道でも有数のワカサギ釣りのメッカでもあります。
「ワカサギ釣り世界選手権」なるものの大会も開催し、多くの人たちが小さな町の冬のアクティビティを満喫します。
自然フィールドで遊ぶプロたちが、様々なアイディアを組み合わせることで朱鞠内湖での冬の遊びをより楽しいものにしてくれています。
また、幌加内高校が様々な形で支えていただいている背景には、朱鞠内湖を管轄する方々が〝地域貢献〟を含めた形の中でサポートをしてくれています。
またこれらをサポートしてくれる方々に関わることで、様々な仕事人と触れ合うこともできます。
ワカサギ釣りだけではないアクティビティー
朱鞠内湖の冬の湖面ではワカサギ釣りだけで楽しむものではありません。
スノーモービルでソリを引っ張ってもらったり、雪板で遊んだり、湖面の上でピザ焼きをしたりなど色々なオプションも用意してくれています。
地元の高校ということで特別に行なってくれているアクティビティーもあるかもしれませんが、気になるかたは問い合わせをしてみても良いかもしれません。
色々な試行錯誤で朱鞠内湖のフィールドで遊びを作り出すことは、幌加内高校の生徒にとっても魅力的なアイディアですし、楽しみながら学ぶこともできたことでしょう。
自然の保護を考えること
普段、生活をする中で様々な場面で遭遇する自然の環境。
幌加内高校の生徒が皆、卒業後に自然に関する大学への進学や就職を行うわけではありません。
しかし、自分たちが生活をした自然豊かな環境の町で、自然保護について関心を持つことや、私たち自身の生活に直結する自然環境へ目を向けることはとても大切なことです。
一見、遊びのような課外授業を通して生徒が学ぶことは、彼ら自身が今後生活をしていく上で目を向けなければいけないことでもあります。
学校の中で教えれることと、地域の人たちからフィールドを通して教わることでは、感じることや目線もまた違ったものになります。
まとめ
2021年度から幌加内高校が地域のフィールドを使い、授業の一環として行なっているワカサギ釣りの授業。
多くの生徒が町外や北海道外から来ていることもあり、これらのことを授業として経験することは、双方にとってメリットのあることでもあります。
小さな高校だから行える、地域と連携した魅力的な授業を展開している幌加内高校。
これらが行える背景には、地域やそこに住む人々の支えがあってのことだということを理解し、感謝を持って体験することが大切になります。
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