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地域のフィールドを使って
農業が主体となり、様々な学習が行える幌加内高校。
色々な形で地域や町の人々から支えられ、支援を受けている幌加内高校の生徒たちですが、毎年夏を迎える前に「農業体験実習」という実習授業を行います。
主に、町内の農家さんに実習生として受け入れられ、学校では教わらない農業への知見や、実際に農家で働くことにより様々な経験を積んでもらいます。
学校で学ぶ農業の授業とは違い、農家さんで扱う作物は農家さん自身の商品であるということです。
もちろん、幌加内高校でも様々な作物を作り販売はしていますが、農家さんたちが育てるものは、授業の一環として育てているのではなく、自らの収入源として作物を扱っています。
実践的に農家さんの農業を経験することにより、作物への愛情や商品として世の中に出回る作物への価値を感じてもらうことで、より身近な仕事と感じてもらえることでしょう。
住民との関わり
地域住民との関わりを持つことによって、学校では学ばない農業の知識や地域のことなど様々な知見を広げることができます。
しかし、毎年幌加内高校の生徒たちを受け入れてくれている農家さんにとっては、簡単なことではありません。
怪我をしてしまう可能性だってありますし、人に何かを教えるということも楽なことではありません。
その中で受け入れをしてくれることに感謝し、これらを通した中で幌加内での生活に有意義なものであってもらいたいものです。
幌加内高校では書道やそば打ちの授業など、地域住民の方が講師となって行なってくれる授業もあります。
幌加内の農家は何を作っている?
北海道民なら「幌加内」と聞いてすぐに頭に浮かぶのは〝そば〟でしょう。
そばの作付け面積全国1位を誇る幌加内では、大半の農家さんはそばの栽培を行なっています。
それ以外の畑では〝もち米〟を栽培している農家さんが多くあります。
農業体験実習から学ぶこと
実際の授業で農業について学ぶことは多くあります。また、学校での実習授業も少なくはありません。
しかし、実際に「仕事」として行なっている農家さんから学ぶことは、学校の授業では学べないことが大半です。
作物に対する農家さんの扱いであったり、生活の生業として行なっている農家さんの姿勢。
これらのものは、同じ農業であっても遥かに農家さんの方が大切に作業をしていることでしょう。
幌加内高校を卒業して農家を目指す生徒ばかりではありませんが、これらの姿から幌加内高校の生徒は農業以外の部分も学ばなければいけません。
環境を変えて
農業の授業を高校だけで学んでいては、変化のなさに少し飽きが出るかもしれません。
環境を変えて農家さんの畑で学ぶことにより、より新鮮に意欲的に農業を学ぶことができます。
幌加内高校の授業の特徴の一つに、実習授業を通して環境を変えた授業が行われているのも特徴の一つです。
これからの楽しみとして
幌加内町で農業体験実習を行うことにより、自分たちの携わった作物が秋までに実りをつけていくことになります。
学校で日々成長をする作物を観察する楽しみと、自分たちの携わった畑が実りをつけていく楽しさと違ったものがあるでしょう。
幌加内という町中で生活をしていく上で、変わりゆく季節と共に、畑の作物が育っていく過程を眺める楽しさもあります。
まとめ
今年度の農業体験実習は天気にも恵まれ、3日間全て予定通りの作業を終えることができました。
農業体験実習では実際に学校の授業で学ぶことのできない、実践的な農業を学ぶことができます。
大きな違いとしては「やらされる農業」か「自らやる農業か」の違いの大きさではないでしょうか。
また、今後社会に出るにあたり、実際に農業を生業としている人たちと接することで、人間的な成長もできることでしょう。
農業体験実習で高校生が学べるものは、農業だけでなくそれ以外の部分でも大きく成長させてもらっていることも大きな経験となっています。
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