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Day1 北の国から南国へ
幌加内高校が見学旅行を行う時期は、毎年雪が積もり始めるか、降り始めの時期に差し掛かります。
北国の人が南へ行く時に、困るのはなんと言っても服装。
できるだけ軽装で行きたいものの、北海道はすでに寒い時期ですので、まずは服装に少しばかり困ります。
さて、幌加内から沖縄に行くには早朝6時過ぎには幌加内を出発し、新千歳空港へ向かわなければ間に合いません。
ここから2300km南へ下っていくのが、幌加内高校の見学旅行となるわけです。
新千歳空港まで3時間
北海道の北部に位置する幌加内町から北海道の玄関口、新千歳空港まではバスで高速道路を走って約3時間ほど。
まずはそこまでの道のりが少し距離がありますが、バスで眠っていたおかげで生徒たちは元気そのもの。
多くの大人であっても、空港に入ると少しばかりウキウキするように、彼らにとってもあまり利用のしない空港にテンションが上がります。
中には、初めて飛行機を利用する生徒もいますしね。
沖縄に着く頃には夕方。幌加内から沖縄までは半日はかかります。
Day2 担任教諭BIGIN説
「あれ?BIGIBのボーカルがいる?」
そう思った人は数知れず。
まるで沖縄で生まれ育ったかのような、今年の2年生の担任教諭が引率する沖縄の見学旅行。
これだけ現地に精通している人がいれば生徒も安心感は大きなものになるでしょうが、実際は沖縄が大好きなバリバリの北海道生まれ、北海道育ちです。
担任の先生が一番楽しそうにしているのはご愛嬌でお願いします。
もちろん美ら海水族館
沖縄の見学旅行でまず外せないのが「美ら海水族館」。
宿泊している南部の那覇市から北へ走り、多くの生徒が楽しみにしている施設の一つでもあります。
普段、北海道では見ることのできない、海洋生物が多く興味をそそられた生徒も少なくはないでしょう。
昨年度はあまり多くはありませんでしたが、今年はコロナの影響で修学旅行をキャンセルした学校も少なく、全国各地から多くの修学旅行生が来ていました。
美ら海水族館の目玉の「ジンベイザメ」はすでに飼育を始めてから27年が経過してるとのことです。
管理能力の凄さに驚きますね。
やっぱりバナナボート
「沖縄の人は12月に海に入らない」
なんて、現地ではよく聞く話ですが北海道やその他の地域の人にとっては、12月に海に入れるなんてまるでパラダイス。
しかし上がった時には、泣いているのか海水なのかわからないベチャベチャの顔で「水しぶきでひどかった」なんて、愚痴も。
それも含めて、見学旅行ですね。
バナナボートに乗らなかった生徒たちは、施設内にある「ろうそく作り体験」で、バナナボート組を待っていました。
沖縄空手体験
沖縄の見学旅行で「沖縄空手体験」を組み込むあたりに、幌加内高校の独特生を感じてしまいますが、日常で体験できないことを体験することが面白かったりもします。
沖縄の文化というものは国内でも独特なものがあり、多くの人が知っている「空手」と「沖縄空手」はまた別のものになります。
沖縄の「ソーキそば」だって、厳密には日本のそばとは原料などが違い、明確に分けられていたりもします。
同じ国内と言えども、北海道との様々な違いに驚いた生徒もいたことでしょう。
Day3 首里城跡
首里城を知っている人からすると、焼け落ちてしまったことはとても残念な首里城。
今は「首里城跡」として、復興に取り組んでいます。
焼け落ちる前まで復興させるには、まだまだ月日が必要となりそうですし、職人の数だって今は多くはないでしょう。
ただ、沖縄の人々にとっては精神的支柱でもあり、やはり必要なものです。
少しでも早い段階で首里城が復興することを願っています。
アメリカンビレッジ
沖縄にはアメリカ人が多く駐在しているため「アメリカンビレッジ」という、アメリカの文化と雰囲気をそのまま取り込んだ〝村〟があります。
どちらかというと、東海岸のNYのような雰囲気よりも西海岸のLAに似た雰囲気になっており、アメリカから直輸入している雑貨店や、アメリカにあるハンバーガーショップのようなお店が立ち並びます。
平日ということもあり、多くの観光客は修学旅行生が多く、アメリカ人は少しばかり。
それであっても、雰囲気はまるでアメリカそのものと言って過言はありません。
ビーチ沿いでカフェを飲むだけでも気分が良い場所であることは間違いないでしょう。
珊瑚(サンゴ)養殖体験
沖縄電力が運営する施設では「珊瑚の養殖体験」ができます。
まずは珊瑚について座学で色々と学び、その後に実際の珊瑚を使って養殖を行い施設内の海水に沈めます。
これらのものが、いずれ海に帰り自然のものとなってくれることを願います。
珊瑚の養殖体験自体が終わると、施設内の生物を観察したり、海がめに餌をあげたり海洋生物に触れたりします。
海がめやその他の生き物に触れることが初めての生徒など、とても楽しい体験になりました。
Day4 平和記念公園 ひめゆりの塔
最終日は沖縄本島南部に位置する「平和記念公園」と「ひめゆりの塔」へ。
戦争で多くの人の命が奪われた、沖縄で特に民間人などの犠牲者が多かった場所でもあります。
今まで沖縄という開放感あふれる土地で、楽しんでいた生徒たちもここでは歴史を学ぶ場所となり、戦争で亡くなった人々に弔いを捧げます。
戦争の悲惨さを知らない生徒たちではありますが、このまま知らずに生活をしていって欲しいというのが全ての親の願いでしょう。
また、学校の授業で学んだこれらの戦争の地へ実際に足を運び、その空気感や施設で当時の戦争を学ぶことにより、深く心に刻まれることと思います。
まとめ
今年は雨に当たることもなく、全て順調に工程を行うことができた沖縄見学旅行。
10名ちょっとのクラスということもあり、小回りが効くことや移動がスムーズにできることなど小さな高校のメリットも多くあります。
沖縄という北海道民からすると全く文化も食べ物も言葉も違う土地で、新しい価値観を得たことでしょう。
これらの経験から普段の学校では学ぶことのできないものを得ることにより、成長を遂げてくれることでしょう。
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