町が求めた人間性。それに応えた卒業生が創る町「幌加内」

卒業生の声

人口1500人の町に無くてはならない存在になっている町のガソリンスタンド「ホクレン」。

無くてはならない存在だからこそ、無くてはならない人でなければいけませんでした。

学校も町も認めるそんな人間性を持ち合わせる田口君。

彼が幌加内高校を卒業して選んだ職場は高校の目の前にある、町のガソリンスタンドでした。

接客の楽しさを教えてくれた

町の中でそう多くはないアルバイト先の食堂で味わった接客の楽しさ。

「最初はバドミントン部に入っていたんですけど、高校生のうちから社会で仕事を学んでみたくてアルバイトをすることにしたんです」

田口君が部活を辞めてまで働いた町の食堂「あじよし」は町中外から多くの人が訪れる人気店の一つでした。

時には目まぐるしい忙しさに追われながらも、田口君が振舞っていた接客業を町の人々は見逃していませんでした。

小さな町の食堂だからこそ目に留まりやすい人間性。

そんな彼の働く姿と人間性は町の中でも評判となっていました。

必然的な流れ

彼の人当たりの良さと人間性は小さな食堂で町の評判となっていました。

元々の出身は町から少し離れた旭川。

そもそもが幌加内での就職を考えていた田口君にとって大きく迷うことはありませんでした。

「バイトの時からそうでしたが、接客の楽しさを知ったのは『あじよし』のバイト経験があったからですから」

町の人にとって無くてはならないJAのガソリンスタンドで彼が働くのは、必然のことだったのかもしれません。

幌加内の町に溶け込んでいた田口君が町に残るのも、町が望んでいた姿でもありました。

学校で知った町の人との関わり

「正直いうと最初は札幌などの都会に行きたかった(笑)」

入学した当初はそんなことを思うこともあったと言いますが、幌加内で生活をしていくうちに段々と田舎の良さに引き込まれていきます。

地域と密着して学校の授業を行なっていく幌加内高校では、町の農家に行き実習授業を体験することがありました。

そんな幌加内町の農家の人々と関わるうちに田口君が直接感じた町の人の人間性。

「農家の人たちがいい人ばかりで、助けれる存在になりたかった」

その想いは町の人にも伝わっていました。

全ては繋がっている

学校で農業体験や商店会での町の人との触れ合い。町で初めて働いた接客業。そしてその町の人の生活を支えるガソリンスタンド。

田口君が学校で作り上げた人間関係と自分自身で磨き上げた人間性は、全てのものとの繋がりを築き上げていました。

学校を卒業後も毎日のように町の人々が訪れるガソリンスタンドで、町の人と会話をする時間は彼にとって仕事の楽しさと、町の楽しさを感じる時間でもあります。

小さな町の小さな学校だからこそ作り上げることができた繋がりでもあるのです。

変わった視点

今まで学校の窓から眺めていたいつもそこにある町の小さなガソリンスタンド。

幌加内高校を卒業後、そんないつも変わることのなかった光景に溶け込むようになりました。

「毎日学校や後輩を見て仕事をするのは楽しいですよ」

そう笑う田口君。

そんな田口君の働く姿を後輩も、学校の先生も町の人も見守っています。

数ヶ月前まで毎日学校から見ていた変わることなくいつもそこにあったガソリンスタンド。

今度はそこで働く側となって町の人々を支え、交流を深めています。

視点が変わった田口君の目に映る幌加内の町は、学生時代とはまた違ったものが見えているのではないでしょうか。

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