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アイヌ文化を学ぶ
多くの人は日本の文化は日本独自のものだと思っている人もいるかと思いますが、北海道は元々アイヌの人々が歴史と文化を作ってきた地域でもあります。北海道に限らず沖縄も琉球の人々が文化を作ってきました。
幌加内高校に「地域みらい留学生」として国内留学をしている生徒は皆、北海道以外の都道府県からやってきています。
北海道では当たり前の文化でも、彼らにとっては教科書やテレビで学ぶアイヌの文化。
同じ国内なので北海道も、もちろん日本語圏ですが北海道にはアイヌ語で表記されるものも多く存在します。
留学生にとってアイヌ文化に触れることは、まるで外国の文化に触れているような感覚になるかもしれません。それほどまでに日本文化とは違ったものがあるのです。
日露戦争を学ぶ
北海道は戦時中にロシアと戦った歴史が残っている土地柄でもあります。
幌加内の隣町、旭川市では自衛隊敷地内にそれらの歴史にまつわるものが多く展示されています。
それらの歴史もあってか、旭川市にある自衛隊では危険と言われる地域への海外派遣や、国内の前線を防衛する場所としてもとても重要な役割を担っています。
自衛隊施設内にある「北鎮記念館」では、当時使われたものが多く保存されています。
特に最近では「ゴールデンカムイ」という漫画やアニメが流行ったこともあってか、留学生の中でも実際に触れてみたかったということもあったでしょう。
留学生によっては感じかたや捉え方は様々だったとは思いますが、北海道の歴史にはこのようなことがあったことも学びとなるでしょう。
地域を学ぶ
幌加内近隣には「当麻町」というスイカが有名な町があります。
当麻町内には「昆虫博物館」があり、北海道の昆虫はもちろん国外の昆虫なども多く展示されています。
北海道の自然環境は北海道以外の人にとっては、広大な自然環境に映っているのではないでしょうか。
これらのものを保護し、持続的に反映させることを行なっている裏では真剣に取り組んでいる人々があってこそです。
地域みらい留学生は北海道の自然を学びつつ、そこで働く人々から話を伺い自身のキャリアについても色々な考えを持って欲しいと考えています。
そしてそこで実際に働く人々から話を聞くことで、多様な仕事や地域の特性などを知ってもらいました。
幌加内だけで生活をしていると、生き物を扱う仕事は酪農などと限られてきますが、実際には様々な職種があります。
これらの仕事についてや、これらの仕事を行うにはどのようなことが必要なのかを知ることで、視野を広げるきっかけにもなります。
仕事について
高校生が就職をする場合、多くの生徒は学校に届いた求人票の中から選びます。
しかし、社会の仕事はとても多く存在し、今の時代はキャリアチェンジも特別なことではありません。
その中で実際に関東から移住をして、当麻町という地域に根ざしお店を構えるオーナー夫婦から話を聞くことで、学校生活だけでは学べないことも学んでもらいます。
まだまだ自分たちがどのようなキャリアにしたいのか、どのような人生にしたいのかというイメージはできあがっていないかもしれませんが、様々な選択肢から選ぶことができます。
「好きなことを見つけて、好きなことで仕事と生活ができると毎日楽しいよ」
そんなオーナー夫婦の仕事や生活が留学生にとってどう感じたのか。
いつか彼らも北海道に戻ってくるかもしれませんし、地元に根ざして自分たちの生活を見つけるかもしれません。
生活について
北海道に移住して居を構える人たちがどのような生活をしているのか。
もちろん様々な生活のスタイルがありますが、そんな生活を知ることもキャリア形成にとってプラスになります。
自分たちのやりたいことを仕事にする。
それが将来のベースになってもいいですし自分たちのやりたい生活をすることをベースにして仕事を考えてもいいでしょう。
今ではパソコン一つで仕事を完結し、場所を選ばない生活も主流となっています。
そんな生活を行なっている家族から話を聞くことで、自分たちの将来のイメージを作り上げることもできます。
生活、仕事、遊び、色々なスタイルを見て触れることにより、社会に出た時の選択肢を多く持ってもらえると地域みらい留学という留学が有意義なものになるでしょう。
まとめ
幌加内高校の地域みらい留学では、幌加内町だけの地域探求にとどまらず、近隣の町や北海道全体の文化や暮らしについても学びます。
本州とは違う文化や暮らしのある中で、思春期の彼らにこれらのものがどのように捉えられたのか。
1年間という限られた留学期間の中で、学校だけでは学べないことを学ぶことができるのも地域みらい留学のメリットでしょう。
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