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オープンスクール開催!
幌加内高校が参画しているプロジェクト「地域みらい留学365」の2022年度向けのオープンスクールが10月9日10日と開催されました。
高校2年生の1年間を、北海道の小さな町にある幌加内高校に留学することで、様々な体験を通して、関係人口を増やしていくのが主な目的です。
また、留学する生徒にとっては地方の高校でしかできない経験と、人の繋がり、そして自然の豊かさを感じてもらうのが目的でもあります。
幌加内高校としても興味を持っていただいた希望者の方々と保護者の方々には感謝しております。
もちろんそば打ち!
幌加内高校に現在在籍している高校生が、留学希望者を出迎えてそば打ちの体験授業を行ってもらいます。
本校の生徒にとっても、教わることはあっても教えることがあまりない、そば打ち。
初対面ということと、教えることで彼らも緊張があったと思いますが、多くの留学希望者が初めてのそば打ちを体験し互いに良い時間が持てました。
全国高校そば打ち選手権大会3連覇中の、全国一のそば打ち体験です。
実食
実際に打ってもらった蕎麦は、本人はもちろん保護者の方や、学校関係者で頂きます。
人生で1度あるかないかの、自分の子供が打ったそばを食べるという経験。
そして留学希望者も、親に自分の打ったそばを食べてもらう貴重な経験です。
最初は下手で当たり前。
しかし、全国大会3連覇中の幌加内高校では、しっかりと基礎を教わることができるので、必ずいいそばが打てるようになります。
僕たちも未経験から始めて、みんな段位を取得して卒業していきますよ。
農業収穫体験
農業高校の幌加内高校では、実際の畑に出て、収穫の体験も行ってもらいます。
多くの留学希望者は都会から来ているため、実際に農場で収穫する機会や、幌加内高校の農場のような広々とした高校を体験することはありません。
そんな中で野菜の収穫を通して、感じる感動や楽しさ、そして広大な自然を味わってもらえたものと思います。
本校の生徒にとっても彼らが一喜一憂する姿を見て、違った目線や互いに共感できる喜びを感じたものもいました。
天気にも恵まれたことで、幌加内高校の景色も感じてもらえたものと思います。
学校案内と寮案内
実際に留学するとなった際に、知っておくべき、学校の中の施設や寮での生活など、教頭先生や生徒などが施設の案内を行います。
幌加内高校の生徒自体は約8割が寮生として生活をしています。
今後留学を行うとなった際に、初めての寮生活で不安なことなどあるかもしれませんが、先に知っておくことで、いろいろな心配面も取り除けます。
また親元から離れて生活をすることで、様々な自立心が養えることでしょう。
割合的には8:2ほどで女性生徒の方が今は少なめです。女子寮と男子寮は分かれていますが、食堂は同じです。
アウトドアでの夕食
初日の夕食は、幌加内の観光協会や朱鞠内湖でのツアーを行っている方々からの協力を得て、ダッチオーブンを使ったアウトドアでの夕食を堪能してもらいます。
食材は、幌加内で採れた山菜や、朱鞠内湖で取れたワカサギなど、地元の食材も使用しています。
10月の北海道ともなると、夜の寒さは厳しくなりますが、テントの中で食べることでアウトドアを経験しながら、焚き火で暖をとります。
それらの時間を過ごす中で、朱鞠内に移住してきた人々と交流し、移住をするようになったきっかけや北海道での生活など、様々な話を聞くことができました。
特に移住者が集まっている朱鞠内では、北海道外から来た人々に対して暖かい目で迎え入れてくれます。
夏には多くのキャンパーが訪れる朱鞠内湖では〝本物〟のアウトドアを体験することができます。
朱鞠内湖にあるワールドセンターのHPもぜひチェックしてみてください。
冬には冬のアクティビティーを実施しています。
夕食後には真っ暗闇の自然の中で本物の星空を体験してもらいました。
晴天に恵まれ、多くの参加者が楽しんでくれました。
ワカサギ漁体験
幌加内高校の地域みらい留学365、オープンスクールでこれらの体験を行う理由は、地域の活動を知ってもらう、体験してもらうことが目的です。
実際にこちらで生活をしている人々が、どのような仕事をしているのか、そしてどのようにして自然環境を保護しているのか。
これらのことを直接体験することによって、自然と共に暮らす生活を体験することができます。
中々経験することがないことを経験することにより、今まで知らなかった世界や生活、仕事を経験してもらいたいのです。
ラッキーな豊漁
ワカサギ自体はそこまで豊漁ではありませんでしたが、予想外に朱鞠内に生息するイトウが網にかかりました。
朱鞠内湖に生息しているイトウは保護対象の魚のため、引き上げて持ち帰るのではなく、今回たまたま一緒に同行していた北海道大学の生徒たちが研究を行うため、別の生簀へと移し替えます。
イトウはワカサギを食べるため、イトウの保護を行いながら、漁でのワカサギが安定して獲れるには何が必要か。
朱鞠内湖で生活をする人々と、北海道大学の生徒が行いたい研究とがマッチした結果、互いに相乗効果が出ているとのことです。
幌加内高校ではSDGsを含め、これらのことも学びの一つとして多くの人に届けたいことでもあります。
北海道らしく羊ファーム
幌加内町の隣町にある士別市は羊の育成などが盛んで、多くの観光客やそれらに携わる人が訪れています。
幌加内の町だけではなく、近隣の市町村も知ってもらうことにより、北海道全体の魅力を味わってもらうのが目的の一つでもあります。
また、地域みらい留学365は幌加内だけに限らず、多くの町に様々な影響を与えるプロジェクトであると思います。
これらのプロジェクトを通して、留学してくれる生徒はもちろんのこと町や地域によっても、もたらされるものがあります。
そして、農業高校ということもあり、これらのような体験を通して北海道の農業や酪農の在り方を体験することもできます。
最後には、幌加内町にある温泉施設ルオントで、ルオント自慢の料理をいただきます。
休日には多くの人が訪れるルオントでは、この日も多くの人がお目当の新そばを食べに行列を作っていました。
また、ルオントでも幌加内高校の地域みらい留学365には深く関わっていただき、留学生の受け入れを楽しみにしてくれている町内の施設の一つでもあります。
授業の一環としても販売会などでお世話になるルオントと幌加内高校は、地域振興の面でも協力を得ている関係となっています。
まとめ
留学を希望する本人にとっても、受け入れを行う幌加内高校の生徒にとっても、そして町にとっても全てに相乗効果がある地域みらい留学365。
来年度、留学を希望してくれる生徒と幌加内高校の生徒が共に同じ教室で勉強できることや、寮で生活を共にできることを楽しみにしております。
また、町としても様々な取り組みを留学生が経験してくれることを、心待ちにしております。
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