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地域みらい留学生の休日
幌加内高校に地域みらい留学365という国内留学制度で2年生の1年間だけ幌加内高校へ留学している地域みらい留学生。
幌加内高校の寮では1年間に何度か閉寮日が設けられているため、北海道内からやってきている生徒は地元へ戻りますが、留学生は幌加内町内へ残り休日を過ごします。
閉寮日に残っている留学生は、幌加内町内外で北海道や幌加内の文化や歴史について体験や学びを経験してもらいます。
特に北海道は他の土地と違い、アイヌ文化や北国の生活が根底にあり、自然環境なども豊富なため様々な価値観の違いを経験することもあるでしょう。
幌加内町から車で約一時間ほどの名寄市(ナヨロ)では「名寄北国博物館」があります。
こちらでは、昭和以前からの北海道の暮らしで使っていた様々な物や写真が展示されています。
特にここ最近では漫画、アニメで有名になった「ゴールデンカムイ」の影響もあり、興味を持つ生徒も少なくないようです。
北海道を開拓した人々が、どのような暮らしや知恵で、雪国の自然環境を乗り越えて来たのかを知るには興味深いものが多く残されています。
羊ファーム
多くの人が北海道の動物を想像すると「牛」や「馬」などがイメージとしてすぐに浮かぶでしょうか。
野生ですと「熊」とか「鹿」などもそうかもしれません。
北海道では「ラム肉」を食べる「ジンギスカン」の文化があり、羊も比較的近い存在の動物として飼われています。
特に、幌加内に近い町では「羊ファーム」を運営している場所や、個人でも羊を飼っている農家さんなどもあるため、触れ合うことも可能です。
「生き物が好き」そんなちょっとしたきっかけから獣医を目指してみたり、生き物に関わることを仕事にしてみたりと、色々な幅が広がります。
また、これらがきっかけで将来北海道へ戻ってきて、生き物に関わる仕事に携わるようになるのも、面白いのではないでしょうか。
陶芸体験
近隣の町から講師が来ている時は、幌加内町内で陶芸体験を行うことができます。
幌加内自体、陶芸が盛んな町ではありませんが、隣町などでは町内の〝窯〟を町民に貸し出し、多くの人がそれぞれの作品を制作したりしています。
陶芸を楽しんでもらうこともそうですが、陶芸を通した中で「物作り」への楽しさや、今までとは違った達成感などを得ることができます。
また、町民の方々も参加しているので、陶芸を通して地域住民との交流や繋がりを作る機会を得ることもできます。
ワカサギ釣り
冬の閉寮日などは、幌加内町内にある朱鞠内湖(シュマリナイコ)でワカサギ釣りの体験。
夏はキャンパーの聖地として全国各地はもちろん、海外からも多くのキャンパーが訪れる場所ですが、冬になるとワカサギ釣りのお客さんが、道内各地より訪れます。
朱鞠内湖は多くの釣り人が憧れる〝幻の魚〟「イトウ」が生息していることで知られ、保護活動なども盛んに行われている場所です。
それらもあってか自然環境を保護しつつ、尚且つ、釣りやその他のアクティビティを楽しむことができ、多くの人たちが朱鞠内湖を楽しみます。
また、釣った魚をその場で天ぷらにして食してみたり、町内にある飲食店へ行って調理してもらうことも可能です。
留学生などにとっては、自分たちで釣り上げた魚を食すことで、地産地消の意味を自ら経験することができます。
スーパーでお金を出して食べ物を買うことが当たり前になっていることにより、自分たちの食すものがどのようにして採取できるのか。
これらを体験から経験することにより、幌加内の自然環境の楽しさや、食へ対する価値観の変化などがあるかもしれません。
また、朱鞠内湖でこれらを生業として働く人々を通して、遊びやアクティビティを仕事にする楽しさも学ぶことができます。
まとめ
地域みらい留学生の閉寮日の過ごし方については、必ずしも毎年同じではありませんが、出来るだけ地域で体験できることや学にに繋がることを経験してもらえることを望んでいます。
その町の歴史から学べること、その町の人たちから学べること、その町の自然から学べること。
地域みらい留学365という1年間の限られた時間の中で、幌加内という町を知り、北海道という土地を経験することで、ネットやテレビからだけでは知ることのできない体験が、留学生の糧になります。
学校の授業以外での経験が、留学生にとって大きな体験と財産になることが、将来への一つのきっかけになることもあるかもしれません。
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